サルモネラ菌の恐ろしい症状と感染しないための方法について紹介【2019年版】

腹痛の男性

まだまだ高い気温の日々が続き、秋はまだまだ遠くに感じることもありますが

そんな暑い中心配になるのが、食中毒です。

食材に付いている菌というのは、どこからか運び込まれたものが多く、口に入れてしまうと体に深刻なダメージを受けてしまいます。

そんな菌の中でも、今回は「サルモネラ菌」について紹介させていただきます。

サルモネラ菌とは

サルモネラ菌というものは、学校や会社、病院等で発生する食中毒症状を引き起こす細菌の一種です。

O-157などと同じく有名な細菌で、健康な成人であれば症状は胃腸炎程度におさまりますが、子供や高齢者の場合症状が重篤になり、長期間苦しむこともあります。

また細菌の多くが乾燥した環境に弱いのに対し、サルモネラ菌は乾燥した場所、湿度の高い場所どちらにも対応していることが特徴です。そのため、様々な場所でサルモネラ菌は増殖し、少量でも体内に入ることで食中毒になるので気をつけなければいけません。

サルモネラ菌の原因菌と潜伏場所

サルモネラ菌は1種類の菌が原因というわけではなく、2000種類を超える原因菌が存在しています。
それらは様々な種類に分けることができ、その一部がこちらになります。

・チフス菌

・パラチフスA菌

・腸炎菌

・ネズミチフス菌

・アリゾナ菌

サルモネラ菌は上記の分類以外にも細かく分けられており、それぞれで潜伏期間・症状・潜伏場所などが異なっています。

サルモネラ菌の多くは、牛や豚などの家畜の腸内、河川や下水、ネズミ、ハエ、ゴキブリ、ペットなどが保有・潜伏しているため、それらを触ったときは綺麗に洗うようにしましょう。

生活の中では食事の際に感染することが特に多く、食材から食器、食器から人へと感染、または加熱をせずに生のまま食べて感染したということもあります。

サルモネラ菌の症状と重篤化について

サルモネラ菌は体内に入り込むと、6〜72時間ほど体内に潜伏した後、症状が現れます。

一度症状が現れたら、2日〜7日間は症状が治ることはありません。

サルモネラ菌の主な症状は、発熱、腹痛、下痢、嘔吐となっており
健康な成人であれば、水様性の下痢とそれに伴う脱水症状が起き、次第に回復します。しかし子供や高齢者、免疫力が低下している方は菌血症(本来無菌の血管内に菌が入ること)や意識障害に陥り、0.1〜0.2%ほどですが死亡例もあります。

また症状が無事完治した後も、しばらく患者は体内にサルモネラ菌を保有している状態となっているため、他人に感染しないように注意しなければいけません。

サルモネラ菌の感染経路

サルモネラ菌が人へと渡ってしまう感染経路には2種類あり、「食中毒」と「感染者経路」によるものと分けられます。

食中毒感染は、サルモネラ菌に汚染された食品をそのまま食べたり、不十分な加熱によりサルモネラ菌が死滅していない状態で食べることによって起きるもの。十分な洗浄をせずに、サルモネラ菌に汚染されている調理器具から人の口へと渡り感染してしまうものを指します。

感染者経路は、サルモネラ菌に汚染された場所、動物、患者の便などを触ったり処理したりした後に、手洗いや消毒が十分にできていない状態で口や鼻などを触り、サルモネラ菌が入り込むことで感染してしまうことを指します。

サルモネラ菌の感染経路は主にこの2つのため、サルモネラ菌対策をするときはこの2つを元に考えていきましょう。

サルモネラ菌感染の対策について

サルモネラ菌は、身近な場所に潜んでいる危険な細菌です。

サルモネラ菌から身を守るためには、どのようなことが必要なのか
体内に取り込まないようにするためには、菌を増殖させないためにはどのようなことが必要になるのか見ていきましょう。

食中毒の対策

サルモネラ菌が体内に入り込む経路の1つとして食中毒があります。主な対策としては、サルモネラ菌は熱に弱いため中心温度を75℃以上で1分間以上加熱することにより殺菌することができます。大きな食材でも、しっかりと熱を通すことにより安心して食べられますね。

生で食べることもある卵についてですが、日本国内で生産されているものに関しては消毒処理がされているため、賞味期限以内なら生で食べることができます。しかし、卵の殻にはサルモネラ菌が付着していることがあるため、保存時は水洗いせず冷蔵で保存し、卵を割ったら早めに食べるようにしてください。
適切な処理がされないと、サルモネラ菌が再び繁殖してしまうことがあります。

調理時にも食中毒対策は必要で、調理前後は手洗い・消毒は欠かさずに、調理器具も熱湯やエタノール、次亜塩素酸ナトリウムを使った消毒を行いましょう。

肉とその他食材は、調理器具、保存容器を分けておくとサルモネラ菌の感染リスクが減少されます。

サルモネラ菌が潜む食材

鶏卵

サルモネラ菌は、卵を含む加工食品食肉(主に内臓類)スッポンうなぎ等に潜んでいることがあります。

卵は殻に付着していることが多く、殻にヒビが入っているとそこから中に侵食してしまうため、ヒビの入った卵は生食しないようにしてください。

これらの食品を触った、使用した後は手や食器をしっかりと洗浄しましょう。

感染者経路の対策

自分がサルモネラ菌に感染していたり、感染者が身近にいる場合は排便後の手洗い消毒は徹底して行うよう心がけましょう。

自宅に家畜・ペットがいる場合、動物にもサルモネラ菌は感染していることがあるので、触ったあとは手洗い・消毒を欠かさずに行うこと。また菜園など外で植物を育てているときは、野生動物の糞などにも注意しましょう。

サルモネラ菌から身を守るためには

サルモネラ菌から身を守るためには、適切な治療方法や寄せ付けないための方法をしっかりと押さえておく必要があります。

どのようなもので消毒したら良いのか、病院で初心を受けるのはどの科なのか確認しておきましょう。

サルモネラ菌の処置方法

サルモネラ菌が感染した時の症状は、38℃以上の発熱、腹痛、下痢、嘔吐、それらに伴う脱水症状ですが、一般的にこれらをすぐに治せる特効薬はなく、水分補給や症状を緩和させる対症療法がとり行われます。

発熱時の解熱剤の使用に関してですが、薬に含まれる成分によっては脱水症状を悪化させる危険性があります。熱が酷いときはむやみに使用せず、医師との相談の元使用しましょう。

また、重篤な患者のみ抗菌薬が用いられることもあります。しかし、場合によっては抗菌薬を使用すると体内からの除菌が遅れたり、サルモネラ菌が薬に対しての耐性があったりと完璧ではないことがあるようです。

サルモネラ菌の診断について

サルモネラ菌の症状は他の細菌性胃腸炎等の症状と似ているため、すぐに特定することができません。

サルモネラ菌と他の細菌性胃腸炎等の似たような症状として、1日10回以上の水様性の下痢や、腹痛、血便、発熱があげられます。そのため、自分で「自分はサルモネラ菌感染症だ」と自覚することはほとんどできないでしょう。

サルモネラ菌かどうかを判断するには、内科、胃腸科、消化器科、子供であれば小児科へ行き診察を行います。

その時に、医師の方には症状が現れる前に「どんなものを食べたのか」「どんな場所に行った・触った」ということを伝えましょう。必要であれば検便やリンパ液を採取し判断します。

サルモネラ菌の消毒に関して

殺菌

サルモネラ菌は除菌効果のある成分に対して、耐性をもつことがほとんどありません。

そのため、身近にある商品を使うことで簡単に予防することができます。

先にも紹介しましたが、エタノール、次亜塩素酸ナトリウム、またうがい薬などに用いられるポビドンヨードなども効果的です。

この中でも次亜塩素酸ナトリウムはおすすめで、エタノールにくらべると多少料金が上がりますが他の細菌類にも効果的なので、まとめて除菌・殺菌を行うのであればこちらを買いましょう。

特にノロウイルスは、エタノールに対して耐性を持つ場合があるので、日頃から気をつけていたとしても十分でないことも考えられます。

また、次亜塩素酸ナトリウムは病院でも消毒時に使用されることもありますが、病院で使用されるものは通常扱いが難しいため、購入時は「安定型次亜塩素酸ナトリウム」という成分を含む商品を購入するようにしてください。
安定型次亜塩素酸ナトリウムは人体にほとんど影響が出ない成分のため、子供やペットが家にいても安心して使用できます。

安定型次亜塩素酸ナトリウムについて詳しくはこちらから。

サルモネラ菌を寄せ付けないために

サルモネラ菌を寄せ付けないためには、日頃から菌を体に入れない、清潔でない場所を触らないようにすることが重要です。

感染して症状が出てからでは遅く、抵抗が弱い方がいた場合は特に注意が必要です。

食事や身の回りの物の管理・洗浄を徹底し、サルモネラ菌に感染しないような生活を送りましょう。

 

 

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