結膜炎の症状・感染経路と対処・予防方法を紹介【2019年版】

目 クローズアップ

目にかゆみや充血が起こり、腫れや痛みまで引き起こしてしまう「結膜炎」

よく「他人に感染してしまう」と聞きますが、何が原因で感染してしまうのでしょうか。

結膜炎は何が原因で感染・発症してしまうのか確認していきましょう。

結膜炎とはどういったものか

結膜炎は眼球そのものが炎症を起こしているのではなく、まぶたと眼球の間にある薄い膜の「結膜」の部分が炎症を起こし、かゆみ・痛み・充血などの症状を引き起こします。

結膜炎にも種類があり、細菌性、ウイルス性・アレルギー性のものと大きく分けて3つに分かれています。
症状にはそれぞれ特徴があり、症状や感染経路も異なるため種類に合った対処が必要です。

細菌性結膜炎

症状:黄味がかった粘性の目やにが多く出て、白目が充血する。

原因:黄色ブドウ球菌、表皮ブドウ球菌など人に常在している菌が原因。

治療方法:抗生物質の点眼薬を使用。数日〜数週間で回復する。

感染力:細菌性結膜炎に感染力はほとんどない。しかし、体力が落ちている人や乳幼児には感染する危険もある。

黄色ブドウ球菌は傷口に生息しているため、怪我や手荒れがあるときは目をこすらないように気をつけましょう。

ウイルス性結膜炎

ウイルス性の結膜炎は、「アデノウイルス」や「エンテロウイルス」が感染し発症する。

感染力が高いため、人が集まりやすい場所や間接的な接触による感染の恐れがあります。

ウイルス性結膜炎には3つのタイプがあり、それぞれ症状が重いものが多く、痛みや出血が伴う場合もあるので気をつけましょう。

また、発症する前の潜伏期間でも他人に感染してしまうので注意が必要です。

流行性角結膜炎(はやり目)

症状:目やに、眼痛、流涙(涙が多く流れる症状)、目の充血、まぶたのむくみ、耳前リンパ節の腫れ。

原因:アデノウイルスによる感染。接触感染によるものが多い。

治療方法:2週間以上の治療が必要となり、副腎皮質ステロイド薬の点眼薬を使用。症状が重い場合は黒目の表面に濁りが出ることがあり、完全に消えるまでに数ヶ月かかることもあります。

感染力:感染力が非常に高いことから「はやり目」と呼ばれる。職場、学校、家庭など人が多い場所は注意が必要。

潜伏期間:7〜10日

咽頭結膜炎(プール熱)

症状:目の充血、喉の痛み、39℃前後の熱。

原因:アデノウイルスによる感染。よくプールで感染するため「プール熱」とも呼ばれている。

治療方法:根本的な治療方法はなく、症状に合わせて処置を行う対症療法のみとなっている。

感染力:非常に感染力が高く、階段の手すりや電車のつり革などの間接的な接触でも感染し発症してしまう。

潜伏期間:7〜10日

他の結膜炎と比べ目に対してのダメージが少ない代わりに、39℃前後の熱や喉の痛みなど風邪のような症状が出ます。

急性出血性結膜炎

症状:目の充血、眼痛、異物感、まぶたのむくみ、目やに、目の表面の濁り、出血

原因:エンテロウイルス、コクサッキーウイルスによる感染。

治療方法:根本的な治療方法はなく、症状に合わせて処置を行う対症療法のみの治療となっている。

感染力:非常に感染力が高いため、症状がある内はタオルや枕など涙が付いてしまうものは他人と共有しないこと。

潜伏期間:1日

結膜下の細かい血管が破れ内出血を起こすことがありますが、視力低下の恐れはなく自然と血液は吸収されます。

アレルギー性結膜炎

症状:目の充血、まぶたのかゆみ、白っぽい目やに。

原因:ダニ、カビ、ハウスダスト、花粉、コンタクトレンズなどによるアレルギー症状が原因。

治療方法:抗アレルギー点眼薬の使用。

感染力:感染力はない。

ダニやカビ、ハウスダストなどは通年症状が起こることも考えられますが、スギの花粉など季節性の症状もあるため原因に合わせた対処が必要となります。

抗アレルギー点眼薬で不十分な際はステロイド剤の使用、重症化したアトピー性結膜炎の場合は免疫抑制剤の点眼を行う場合があります。

結膜炎の対処・予防方法

結膜炎に感染しないためにも、感染したとしても拡散しないためには結膜炎に対して対処や予防を行う必要があります。

また、感染性の結膜炎とアレルギー性の結膜炎では対処・予防方法が違うため、自分がどの分類に当てはまるのか確認することが大切となります。

それでは、それぞれの対処・予防方法を見ていきましょう。

感染性結膜炎の対処・予防方法

細菌やウイルスによって感染してしまう結膜炎は、感染力が高いものが多く、菌が付着した手やタオルなどから感染することがあります。

そのため、手はこまめに洗うこと、タオルは清潔なものを用意することが予防の第一歩です。

また、自宅で家族に結膜炎の患者が居る場合はタオルの共用などは避け、ティッシュペーパーなどを利用し顔や涙を拭き取るようにしましょう。

消毒する場合は、アルコールや次亜塩素酸ナトリウムによる塩素消毒することで対処することができます。

アレルギー性結膜炎の対処・予防方法

アレルギー性結膜炎は、異物が体内に入り込みそれらを排出しようと体が過敏に反応してしまうことで起こります。

花粉などによる「季節性」や、ダニやホコリといったものからなる「通年性」のアレルギー性結膜炎があり、感染力はないものの放置してしまえば日常生活に支障をきたしてしまうこともあるので、それぞれに合った対策を行いましょう。

季節性アレルギー結膜炎の対処法

花粉症の女の子

季節性アレルギー結膜炎のほとんどが、スギやヒノキなどの花粉から起こるものとされており、花粉が飛散しやすい時間帯が朝の通勤時間やお昼の13〜15時など人が外出する時間と大きく被っているため被害に遭いやすくなっています。

花粉の対処法は、マスクを鼻や口と密着させ体内に入れないことや、縁の太いメガネで目をカバーするなど、目に花粉が入りにくくするようにしましょう。

また、コンタクトレンズを使用していると症状が悪化することがあるので、出社後や登校後にコンタクトレンズを装着することをおすすめします。

外出時にウール性の服を着用していると、服の繊維に花粉を付着させることもあるので、花粉の時期は避けておくと良いでしょう。

通年性アレルギー結膜炎の対処法

通年性のアレルギー結膜炎は、ダニやホコリ、ペットの毛など異物が体内に入り込むことにより起こります。

そのため、対処法としてまずは室内を清潔に保つことが重要です。

疲労やストレスなどによって免疫力が低下しているときは、症状が重くなる場合があるため、生活を見直し免疫力を正常に保つことも大切です。

結膜炎の消毒方法

細菌やウイルスによる結膜炎は、感染源を除菌・消毒を行うことにより対処することができます。

入念な手洗いや、アルコール消毒によって菌を除去することもできますが、菌によってはアルコールが効かないものも存在するのです。

そのような場合はどうしたら良いのか、紹介いたします。

次亜塩素酸ナトリウム

次亜塩素酸ナトリウムは、病院などで行われている「塩素消毒」に使用される薬品です。

アルコールとは違う作用で除菌・消毒を行うため、アルコールが効かない感染性の細菌やウイルスにも効果があり、さらに高水準の除菌・消毒を行うことができるのです。

しかし、次亜塩素酸ナトリウムは取り扱いが難しく、手にかかってしまったら手荒れを招く危険もあります。

そして長期保存が難しく、そのままにしておくと濃度が下がり除菌・消毒の効果も薄れていってしまうため、一般の家庭で取り扱うには難しいものとなっているのです。

安定型次亜塩素酸ナトリウム「パナセア」

弊社が取り扱っているパナセアは「安定型」次亜塩素酸ナトリウムを使用したものとなっており、普通の次亜塩素酸ナトリウムとは性質が異なります。

パナセアは通常の次亜塩素酸ナトリウムとくらべ、濃度が極端に落ちることがありません。製造より2年は品質を保つことができるのです。

また、人体に対しての被害がなく、肌や目にかかったとしても肌荒れや炎症などの危険はなく、赤ちゃんやペットがいるご家庭でも安全に使用することができます。

結膜炎の細菌やウイルスにもパナセアは有効のため、よく手が触れる場所やタオルに吹きかけることにより、結膜炎対策を行うことが可能となるのです。

パナセアに関して詳しい内容はこちら

まとめ

結膜炎の感染には

・細菌性

・ウイルス性

・アレルギー性

の3つがあることを、今回は紹介させていただきました。

それぞれで感染力や対処・予防法などがあり、適切な処置をすることで自分や家族など周りに拡散しないようにすることができます。

毎年時期になると、結膜炎は誰にでも感染してしまう恐れがあるので、結膜炎になる前に予防を行いましょう。

 

 

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